「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」を読んだ
- 作者: 平山尚
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 単行本
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去年、サーバーサイドエンジニアからモバイルゲームのクライアントエンジニアに転向するにあたり、もう一度読み直してみた。
いくつかのサンプルゲームの開発を通じて、ゲーム開発に必要なスキルを広範囲に渡って解説しており、ゲーム開発に必要な技術の全体像を掴むのに最適な本だと思う。C++、2D・3Dグラフィクス、シーケンス遷移、衝突処理、サウンド、データ構造・アルゴリズム、マルチスレッド処理と多岐に渡る技術領域を取り上げている。800ページ超の大作だが、説明が丁寧かつ語り口調ベースなので、比較的すらすら読める。ゲーム開発に対する筆者の哲学を所々で語っているのも良かった。
なお、タイトルからは初心者向けの本のように見えるが、C++でのコーディング経験があって、CPUやメモリが何をやっているのかがざっくりイメージできるような方が対象になると思う。