2018年に読んだ技術書たち
年の瀬ということで、日々の往復2時間の通勤時間を活かして読んできた技術書たちを備忘録としてまとめておく。
プログラミングコンテストチャレンジブック
プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版] ?問題解決のアルゴリズム活用力とコーディングテクニックを鍛える?
- 作者: 秋葉拓哉,岩田陽一,北川宜稔
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2012/01/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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購入したのは2014年くらいだったと思うけど、途中で挫折して積んでいた本。
今年競技プログラミングを始めたこともあり、また気合入れ直して読んでみた。
読むには読んだけど、理解できていないところも結構ある。
セキュリティコンテストチャレンジブック -CTFで学ぼう! 情報を守るための戦い方
セキュリティコンテストチャレンジブック -CTFで学ぼう! 情報を守るための戦い方-
- 作者: 碓井利宣,竹迫良範,廣田一貴,保要隆明,前田優人,美濃圭佑,三村聡志,八木橋優,SECCON実行委員会
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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CTF出てみたいなーと思って買った本。CTFビギナーが雰囲気を掴む上でとても参考になった。
ということで、今年は夏にあった初心者向けのCTFにも参加してみた。
picoCTF、1万点超えた pic.twitter.com/SWsZ5t6oie
— tatsumack (@tatsumack) October 7, 2018
http://blog.hatena.ne.jp/tatsumack/tatsumack.hatenablog.com/edit#preview
プログラミングC# 第6版
- 作者: Ian Griffiths,Matthew Adams,Jesse Liberty,鈴木幸敏,首藤一幸,株式会社情報技研
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/11/29
- メディア: 大型本
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C#を書くことになったので、とりあえず体系立てて学びたいと思って買った本。
リファレンスとしてたまに読み返したりしている。
Unityゲーム プログラミング・バイブル
- 作者: 吉谷幹人,布留川英一,一條貴彰,西森丈俊,藤岡裕吾,室星亮太,車谷勇人,湊新平,土屋つかさ,黒河優介,中村優一,牙竜,コポコポ,かせ,hataken,monmoko,佐藤英一
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2018/05/01
- メディア: 大型本
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Unityの実践的な知見がまとまってる書籍ってあまりないので、発売前から気になっていた本。たしかUniteかCEDECの物販で買ったと思う。
各章独立しているので、気になるところをつまみ食いする感じで読んだ。
ふつうのLinuxプログラミング
ふつうのLinuxプログラミング 第2版 Linuxの仕組みから学べるgccプログラミングの王道
- 作者: 青木峰郎
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: 単行本
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最後の章のhttpサーバーを作るところが面白かった。
これを参考にしつつ、自分でも簡単なhttpサーバーを書いてみた。
github.com
[試して理解] Linuxのしくみ
[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識
- 作者: 武内覚
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Twitterで話題になっていたので読んでみた。
説明が丁寧なのと図も分かりやすく、エンジニア初心者の方にも読みやすいと思う。
社会人1年目くらいにこの本が欲しかった。
詳解UNIXプログラミング
- 作者: W. Richard Stevens,Stephen A. Rago
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/06/05
- メディア: Kindle版
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[試して理解] Linuxのしくみを読んだあとに、Unixに関して体系立った深い知識を得たいなと思って読んだ本。
900ページ超あり、読み終わるのに3ヶ月くらいかかった気がする。
プログラミング言語Go
プログラミング言語Go (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTING SERIES)
- 作者: Alan A.A. Donovan,Brian W. Kernighan,柴田芳樹
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2016/06/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Goを書くことになったので買った。
練習問題を全部解くかーと思ったけど、結構問題数が多くて途中で飽きてしまった。
github.com
とりあえず全体をサラーッと読んで、Goを書いていて気になることがあれば読み返したりしている。
みんなのGo言語
- 作者: 松木雅幸,mattn,藤原俊一郎,中島大一,牧大輔,鈴木健太,稲葉貴洋
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 大型本
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Goを書く上での実践的な知見を知りたくて買った。
Goプロジェクトのディレクトリ構成とか、マルチプラットフォームのツールを作る上で気にすべきこと、テストの書き方あたりが参考になった。
やってみようGoでISUCONパフォーマンスチューニングーISUCON7の予想問題を試してみる本ー
技術書典5に行けなかったのが悔しくて、後日電子版を買い漁ったときの本。
ConoHaでisucon環境がサクッと生成できること、pprof, alpあたりの使い方を知れたのが良かった。
今年は社内ISUCONに参加して非常に楽しかったので、来年はぜひ本家のISUCONにも参加してみたい。
Ryzen SEGV Battle
https://www.dlmarket.jp/products/detail/619213
これも技術書典5の電子書籍を買い漁っていたときの本。
このレイヤのバグを検証するのはめちゃめちゃ大変そうで読み応えがあり、かなり面白かった。
DNSをはじめよう ~基礎からトラブルシューティングまで~
この本も電子版を買い漁っていたときに見つけた本。
そういえばDNSってちゃんと知らなかったし、説明が分かりやすかったのでとても良かった。
コンパイラ: 作りながら学ぶ
- 作者: 中田育男
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: 単行本
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Turing Complete FM を聞いたりしていて、僕もCコンパイラ書いてみたいなと思って、買ってみた本。
思ったよりもとっつきやすくて、初学者でも読みやすかった。
で、これを読んでCコンパイラを書こうと思ったけど、競技プログラミングにハマったこともあり、四則演算を書いたくらいで頓挫している。。
低レイヤを知りたい人のための Cコンパイラ作成入門
Turing Complete FMのRui Ueyamaさんが書かれているCコンパイラ作成入門本。
まだ執筆途中だけど、読みやすくて僕でもセルフホストCコンパイラがかけそうなので、完成版が本当に待ち遠しい。
Go言語でつくるインタプリタ
- 作者: Thorsten Ball,設樂洋爾
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2018/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Goの勉強しつつ、インタプリタもかけるなんて最高じゃんと思って買った本。
Goに関しての言及はあまりなかったけど、簡単なものであればインタプリタって意外と作れるもんだなと思えた。
github.com
自分で構文を追加してみたりもした。
qiita.com
同じ作者によるコンパイラ本も買ったので、早く読みたい。
Writing A Compiler In Go (English Edition)
- 作者: Thorsten Ball
- 発売日: 2018/07/29
- メディア: Kindle版
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マスタリングTCP/IP 入門編
- 作者: 竹下隆史,村山公保,荒井透,苅田幸雄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そういえば、体系立ててネットワーク周りの勉強をしたことがないなと思って買った本。
淡々とプロトコルの仕様を説明するのではなく、どういう経緯で今の仕様になっているのかをきちんと説明している点が良かった。
実践パケット解析
実践 パケット解析 第3版 ―Wiresharkを使ったトラブルシューティング
- 作者: Chris Sanders,高橋基信,宮本久仁男,岡真由美
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2018/06/16
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Wiresharkを使いながら、パケット解析を実践してみる本。
深い知識を得られるかと思いきや、結構浅い感じだった。ネットワーク入門本としてはアリだと思う。
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
- 作者: Camille Fournier,及川卓也(まえがき),武舎広幸,武舎るみ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2018/09/26
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今はマネジメントから離れているが、またマネジメントとしてのキャリアを考えることもあると思い買ってみた本。
まだ自分にはピンと来ない部分もあったので、マネジメントに軸足を置く機会があれば、また読み直したい。
エンジニアリング組織論への招待
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
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個人的には2018年に読んだ本の中で一番良かった。
特にこの一年は新規開発をしていたこともあり、不確実性を減らす動き方ができているか自問自答していた。
一見エンジニア向けっぽい本に見えるが、企画職やプロダクトマネージャーにもオススメ。
ドラゴンクエストXを支える技術
ドラゴンクエストXを支える技術 ── 大規模オンラインRPGの舞台裏 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
- 作者: 青山公士
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/11/14
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長期運営かつ複数プラットフォームを対応する上で、意外と泥臭い問題解決をしている点があるところも包み隠さず書かれていた点が良かった。
コラムも面白くて「TCPのチェックサムは合っているけど、データが壊れていることがあった」とかそんなことあるのかーという感じ。
まとめ
来年も気の赴くままに技術書を読み漁っていきたい。